2015年3月23日月曜日

ゆらぎとダンスすることこそプロセスだ!

この1、2週間、いろいろな行事や手続きに追われる日々が続いてきた。


家族もそれぞれ節目を迎え、

この2週間は、子供の志望校に決まったといういい話がきて、よかったと思ったら、すぐに、私の登記書類が不備という悪い知らせが届いたり。

フルマラソン、4時間を切って、やったあ~と喜んでいたら、また、思わぬ実情を知りガクッと落ち込んでみたり。

昨日も穏やかな日差しの中、母校の新卒業生を祝っていたら、留守電に想定外の連絡が入っていたり。

何かそういう揺らぎの振れの大きい2週間だった。



そんな中、私自身も株式会社ウェルネスキャリア・ラボ設立し、いよいよ本格的に事業をスタートいたしました。

いくつか法人のクライアント先を訪問して、新年度からの企画を打合せし始めました。


話を伺い課題があれば、知りうる限りの情報を収集して、検討し、期待に応えるべく企画を練っていく。

自分が行きつける限りの努力をして、自分が制約となって、話が止まることをしないようにしよう!

そして、判断は先方に委ね、断られるまでやり続ける。

どこかで、自分の限界が来たら、顧客先に相談してアクセスする先を広げてもらう。

そして、情報を集めれば集めるほど、状況がクリアになり、ニーズはより明確になっていく。

そんなことを繰り返しながら、一つ一つを丁寧に取り扱っていきたい。

今はそう思っています。


一方で、人間ですから、不安もつきまといます。

一人で始めるということに、不安をおぼえるものの、とはいえ、まずは、ここから始めたい。

そう思って、自分で決めて、ここまで歩んできたのにもかかわらず。


そして、今、自分を顧みると、

常に、今の自分で十分、力が備わっているだろうか?

安定的に顧客を得て、日々の生計につなげるには、どうしたらいいか?

常に不安が付きまといます。


正直言って、怖い。


これから、見えない世界に漕ぎ出していくんですもの・・・


ウェルネスキャリアなんて言いながらも、少々胃が痛くなったりして。(苦笑)


予測できない世の中のゆらぎを受けながら、自分のゆらぎを感じつつ、今、できることでベストを尽くそう!


今更ながら、このゆらぎの中を生きることが、人生のプロセスなんだと気づかされる。


この世のゆらぎと自分の中のゆらぎがワークすること。それとダンスすること。


そこから、生成される豊かな実りを享受したいなあ~

2015年3月13日金曜日

いよいよ横浜マラソンだ~!

これまで、ついつい自分の想いの触れるままに仕事にむけていろいろと書いてきましたが、

今日は、プライベートな話


会社のスタートと同時にこれまで密かに取り組んできたのが、

マラソンです。


それも、フルマラソン。


3月15日が横浜で初めて開催される市民向けのフルマラソンの大会に市民枠で申し込だら大当たり!

祈念すべき大会に参加することに。

横浜マラソン
http://www.yokohamamarathon.jp/2015/


思えば、フルマラソンの体験は、初体験が

99年に板橋シティマラソン・・・5時間30分

と散々な記録でこりて、しばらく遠ざかっていましたが、

再び、12年、湘南国際(5時間10分)

13年は板橋シティ、かすみがうら、大井川

14年は大井川

と年2回ペースで参加するようになりました。

13年以降は、いずれも4時間20分~30分の間をさまよっています。


そして、今回の横浜マラソン・・・


前回の35キロ以降の失速を踏まえて、

30キロランを何本か、

10キロでのスピードランを何本か

こなしてきました。


密かに期する目標・・・を抱いていますが、

ここは、それを胸に秘めながら走りたいと思います。笑


この大会を一つの契機に4月からの仕事の好スタートにつなげたい!


何の関連もないですけどね!笑


気持ちの部分で。頑張りま~す!

こちらで逐一記録が確認できるみたいです。


ゼッケンナンバー:1933

応援をよろしくお願い申し上げま~す。

2015年3月5日木曜日

ウェルネスキャリアは体感覚から始まる

なぜ、自分らしいキャリアを歩むことが健康につながるのか?


伝えてみたくなりました。


でも、たぶん、皆さんも直感的にはわかっていること。



・・・自分らしさってどんな時に感じますか?


自分のベストな状況、いいリズムの自分、自分が100%発揮できていると感じる時、

この時の自分の感覚を徹底的に掘り下げて感じてみたらどんな気持ちになるでしょう?


それは、体のどんな箇所から、感じ取れますか?

あるいは、何かイメージが浮かんで見える時かもしれません。

ひょっとしたら、何か心地よい音楽が鳴り響く感覚かもしれません。


そんな気持ちに満たされている自分を十分に尊重してあげてほしいのです。


その自分を24時間、365日ずっと感じていられたらどんなに素晴らしいか想像してみてください。


その自分を味わいながら生きるには、どんな、仕事をすることがもっとも理想なのでしょうか?


あらゆる制約を取り除いて、本当に自らの心が満たされている状態を得るために.…




そして、その状態のあなたに問いかけます。




そんな満たされている自分って、体のどこかに障りや違和感を感じている状態でしょうか?


その時、まったく体の不調を感じてない状態ではないでしょうか。



その感覚を自覚して、その感覚と日々感じている感覚との違いを感じてほしいのです。




もし、あなたが、自分の気持ちを尊重せずに、不誠実であったら、きっと、体のどこかが悲鳴を上げることでしょう。


健康を蝕む第一歩は、この自分の気持ちへの不誠実さから始まるともいえます。


たとえば・・・

自分の野心のためなら、あらゆる社内外の競争に打ち勝ち、

期待されている役割や仕事を嫌とは言わず自ら望んでやり遂げる。

自分の苦手とする部分を徹底的に克服して、目標に向かって挑戦し、

そのためなら、どんなリスクも背負おう。

ライバルは蹴落とし、時には危ない橋もわたることも辞さない。

・・・と、

思っている方の健康状態ってどんな状態でしょう?

胃のあたりがキリキリしていたり、心臓がやたらと脈を打ったり・・・


その野心は本当にあなたの望んでいるありたい状態なのでしょうか?


そんなにオーバーではなくても、

会社の仕組みの中で、否が応でも競争をあおられ、追い込まれていく。


何かをあきらめて生きていく。


その時、体のどこにあきらめている気持ちや喪失感を感じていますか?



・・・体の感覚は、正直です。



そして、ずっと、野心の世界にいると、本当に自分らしい感覚を忘れてしまったりしているのです。


もう一度、自分らしさを取り戻して、そこからはじめてみませんか?


必ず、突破口は見えてくるでしょう!



そんな、自分の願いをどこかであきらめてしまった方、

どこかに心身の不調を感じている方、

一緒にコーチングをしてみませんか?


3月からのクライアント、日曜日までお待ちしています。

くわしくは、こちらをご覧ください。

2015年2月24日火曜日

3月からのクライアント募集します。

2月はあっという間に過ぎ去りますね。週末には、もう3月が始まります。


私も待ったなしに起業予定日が近づいてきて、なにやらせわしい。笑

って、これ自分で勝手に設定した日なのですけどね。



行動が促されるのは、

きっちりと「目標」とする数値や日付を決めて目指していく時

そして、こうあったらいいなーという「願い」のレベルからコツコツ取り組む時

と、両面あるような気がします。


前者は、ぐりぐりと進める。

これも決して嫌いじゃないし、ここぞというときはとても大事。
今、実際に手続きしている起業準備なんて、そのもの。


後者は、何かにふっとすい寄せられるように、いいなーって願ってること。
やり続けていて、いつの間にか手に届くレベルになってたり、実現してたりして。

この前の体脂肪率みたいに。

ふと、テレビを見てて、EXILEが体脂肪率ひとケタと知り、何か目指してみたくなって、ワクワク感が湧いて、でも、実現は思ったときからすでに3年くらいたっていた。

そして、無理なく実現してた。


人に依るかもしれないけど、

どちらかというと、最初からきっちりと「目標」を持つというより、いいなーという「願い」を実現する方法を探りつつ、ここぞ!というときは、イッキにねらいを定め達成する。

そんな、仕事や生き方を私はこれまで経験してきました。


さてさて、前置きがながくなりましたが、コーチングのクライアントを募集します!


「願い」を見つめ直し、自分自身への探求を深めたい。

「目標」が具体化してきているので、さらに達成に向けてドライブをかけたい。


そう思っている方を募集します。


私の提供するコーチングをうけることで・・・

日々、仕事に対して、このままでいいのか・・・?と、何か漠然とした不安を感じてたとしても、

自分が心より願っていること、そこから自分の位置を見つめることで、

自分の知らなかったリソース(大切にしてること、感じとる力)を充実することが出来ます。

そこからこれまでと違った自分を実践して、成長を実感することが出来ます。

そして、今までとの違い・変化を実感することが出来ます。


私こと、コーチヤス、小堺康弘のコーチングを受けた皆様からは、こんな感想を頂いています。


>最近は、何でも事務的にこなすことが増えて、もっと毎日の気持ちの変化や行動を大切にしなきゃと感じました。

>エネルギーの出具合?や、上を向いたり下を向いたり、と話の内容ではないところに注意を促していただいたところがとてもよかった。

>最初はこの知らない世界に入っていくの?というなんだか恐ろしい気持ちだったけれど、思い切って自分の知らない内面の世界を探求して、大事にしたいものを見つけることが出来た。



>自分の感情を味わいつくすのに数十分でできるということに驚き。心の中と向き合うので終わったあと、とてもスッキリとした解決感を得られる。



起業までのプランはこれでいったん終了します。

じっくりとお話を聞いて取り組むために、今回は2名までの募集とさせてください。

締め切りの目安は、3月第一週までとします。


1.お試しセッション・・・無料約30分程度(対面、スカイプいずれも可です。)


2.継続セッション契約の場合・・・基本3ヶ月間契約、月40分×3回 1.5万円/月 (通常月3万円)
  (対面の場合は、現地までの交通費も請求させていただきます)


クライアント希望の方は、
私あてにFBのメッセージでご連絡ください。

心よりお待ち申し上げます。

2015年2月21日土曜日

地域課題に自分をどう活かすか?

横浜という地域での関わりはずいぶん前からあるけれど、

どちらかというと、大きく捉えてそこに住む人、働く人に対して、ここで何かを始めるきっかけを作るようなワークショップをやってきた気がする。

それは、地域からの視点では、より多くの人が地域を思い、何か関わりたい!とおもってもらうこと。

一方、働き方の視点では、単線型の仕事へのとりくみから、一歩引いて、様々な働き方を知ることで、自分らしい働きかたってなんだろう?っておもってもらうこと。

それが、team Open Yokohamaでのトークカフェなどであり、その中で特に自分が力を入れてきているキャリア オープン ヨコハマでのキャリアカフェなど。

ここにきて、これまで、地域に少なからず関わってきた自分にとって、この流れの中で、さらに仕事として、何かやれることは無いだろうか?

そんな、問いから、最近は、もう一歩踏み込んで、いくつかの会合に参加してきた。

仕事と意識すると、地域にどんな課題があるだろうか?

ということに焦点がいく。

そういう意味では、

LOCAL GOOD Yokohamaでの地域課題解決ダイアログをいくつか参加したり、

その後、そこから派生するかのごとく、多くの方とお会いしたり、お話を伺うことで、多くの課題をしることができた。

地域のおひとりさま高齢者への支援、若年者への就労支援、ミドル・シニアや女性の社会活動参加、地域おこしなどなど。

そして、それを聞くにつけ、自分に何ができるだろうか?

という、問いが湧いてくる。

なんとなく、感じているのは、やれ、コーチングだ、ファシリテーションだというスキルチックなはなしというより、まずは、安心して話が出来る場をつくり続けることのように思えてくる。

たとえば、高齢者には健康への意識が高まっているから、漢方の養生カフェとか、
高齢者の経験を語り伝えて、そこから学生が人生や生き方を学ぶような、高齢者と学生をつなぐキャリアカフェとか。
ちょっとした知識を得ることと、一緒に語り合って一体感を醸成する。

そんなダイアログをしながら、地道に支援していくイメージかな。

今までやってきているプチキャリの経験をうまく、他方にも展開できたらいいかもね。

仕事としてどんだけのもんなのか、ちょっと、まだ、模索しないとね。

でも、そんな中でお互い悩みを語り合える場から得られるものが興味深い。

あとは、他の活動とのリソース配分だね。

法人や学校にもシステムコーチング的に関わりたいし、何よりも個人へのコーチングが原点であることは変わらない気がする。

あとは、波に乗ってね!

2015年2月17日火曜日

学生の視点、実は自分の写し絵だった!

昨日の横浜で開催された地域企業CSRサミットに参加してきました。

地域に根差す多くの企業の取り組みが紹介されいて、その頑張っている姿が素晴らしく、とても好印象で多くの参加者のもと大変な盛り上がりを見せていました。

最初の基調講演は立ち席が出来るほど。

たくさんの刺激と学びを頂きました。

お声かけいただいた実行委員長の大川印刷の社長、大川さんをはじめご縁を頂いている方々には、本当に感謝です。有難うございました。


そんな中、学生らとのダイアログで、

学生の企業に対する見方って、本当に不信感でいっぱいなんだー!

と実感してしまったので、そんな気付きを振り返りました。


分科会での地域課題解決ダイアログでのこと、

ゼミで企業のCSRを学ぶ学生から出された

「社長だけでなく、社員も本気でCSRに取り組むには・・・?」という問いについて話し合った。


これを見た時点でどうやら自分は思考停止に陥ってしまったのかもしれない。

何か社員は全くCSRを考えていない!と決めつけられたような気がしたからだ。

もう、すでに会社員ではないので、スルーしてもいいのだけど。

なにか、引っかかって、大分、話し合いを蛇行させたかもね。(失礼しました。笑)


「本来、企業は社会の公器であって、何か価値を提供しなければ生き残れない。」

価値を出そう、成果を上げようと、一生懸命に働いている。


ただ、それが細かく分業されるために、いつの間にか「何のために・・・」が置き忘れられてしまう。

そういう、本業へのモチベーションを高める意味で、社会貢献活動としてのCSRを大事にしたいと思って、かつては仕事をしてきた。

CSRでは、山に植樹にも行ったし、ゴミ拾いもして、小学生へのセミナーも講師を買って出てやってきた。


ほかの社員も、忙しくて参加できないけど、思いは一緒だという思いもあって・・・


なのに、なんで、そんな風に言われなきゃいけないの?・・・って。

それも、社長はいい人で、社員がやる気ないってどうよ・・・って。


でも、途中から、気が付きました。

彼/彼女らは、まだ、働いたことがないから、やっぱり、メディアで放送されることしかわからない。

だから、これだけ、企業が不祥事を起こし、昔から慣れ親しんできたファーストフードのお店や、通信教育の会社などの話を見るにつけ、

学生は、

企業は、利益追求しかしていない」としか見ていない!

ということなんだ。


それに気が付いたときに、我に返った思いがした。


学生のようにそれほど、会社に失望したわけではないけれど、ある種、自分もおおきな企業では限界があると思い、

だから、自分で実感できる生き方を模索しようと独立したんだ。

自分が働くなかで、お客様との交流の中で、生きていると実感したいという思いからなんだ!と


ある種、準備してきて割り切りが出来る立場でこうしている自分と

まだ、ピンで立つ事が出来ず、会社に身を預けざるを得ない立場にある学生と

の違いがあるだけだったんだ。そこには同じ思いはある!


もし、理想の企業と思い入社したのに、ブラックだった!不正したー!なんてことで、傷つきたくないよね。


そんな気持ちに気づいてからは、何とも学生たちが愛おしく感じて・・・

この純粋な気持ちでいることを忘れないでほしい!

ということと、

どっかで現実にぶち当たった時に大丈夫だろうか・・・?

という心配の念が湧いてきました。


そんな思いとは裏腹にどんどん進行していく中で彼らには就活頑張ってとのエールを交わし、別れを告げましたが、

ぜひ、いろいろな大人と本気と本音で話をしてほしいなー

と思います。


我々の時代は、あまあまで、必要悪なんて言葉がまかり通って、ある種現実世界での手練手管を教われた時代。

今は、そういったことってどうなちゃってるんでしょうかね。

実際に仕事につけば、様々な形で学ぶのでしょうけれど、したたかに生きる力も学んでほしい。


隠者のようなおまえに言われたくない!


って言われそうですが、(笑)


清濁併せ持つことの意味を学んでほしい。

陽中の陰ってこと。(陰陽太極図のね)

もちろん、時代の求める落としどころを踏まえてのことだけど…

2015年2月16日月曜日

暗闇体験に乾杯!

以前から名前も聞いていたし、興味はあったのだけれど、とうとう、体験する機会が訪れました。


ダイアログ イン ザ ダークは、暗闇の中でのダイアログ、様々な体験でした。

誘っていただき、一緒に行ったシステムコーチングのメンバーには本当に感謝です。

その中で参加者が感じることは、百人百様で一概には言えないのだけれど、自分の体験を振り返ってみました。


一言で言うと、

真っ暗闇の中だからこそ感覚で感じることのできる光明(←この言葉しか見当たらない)

眼には見えども、今、そこに知覚できる希望や連帯、感謝の気持ち。

それをエッセンスレベルで味わえた・・・

なんてことになるのかなー


言葉にすると陳腐になってしまうなー。笑


9人のシステムコーチングを学ぶメンバーで参加したのだけれど、たまたま、わたしが最後尾に。

殿(しんがり)になったのです。

しんがりとして、だれも置いてきぼりにしないようにとの責任を全うする気持ちが強まりながらも、

一方で、自分がはぐれたらどうしようという恐怖感がよぎります。

もらった杖を使って後ろに誰かいるか何かあるか、かざしてみても何もぶつからず、どこまでも暗闇が後ろに広がっていて、吸い込まれそう。


宇宙の中を漂っているように。


そんなことをしていて、ふっと、気づくと前が進んでいて、手を差し出してもだれにも接触しないと、ちょっと、焦ったりします。


そんなときに「○○さん?」なんて、声をかけて返事があったり、さらに前にでて、手で前の人の感触を得るとホッとします。


触れた瞬間のその温かみは何とも言えず安心感を与えてくれるありがたいものです。


しっかりと返事をもらい、手を握ったり、肩に触れた時に反応が返ってくる。


その暖かい感触のありがたさを噛みしめ、また、前に進んでいける。


普段、目に見えることばかりに意識がいき、それに振り回されているけれど、もっと様々な感覚をフルに使うことって大切だなーと思いました。

現実の世界でも、ふと、お先真っ暗に見えることも、多々あるなかで、こうやって、目に見えること以外に意識を向けて、感じてみることで、全く異なる可能性や希望、そして、ともに支えてくれる存在に気がつける。

その豊かさを全身で味わい、メンバーとの距離がより近くなったような気がします。

暗闇というと、負のイメージ、フォースの暗黒面、ダークサイド、ネガティブでそこにいてはいけない!

という面でばかりとらえがちだけれど、そんな暗闇だからこそ、そこで見出せる一縷(いちる)の望み、いわゆる光明(こうみょう)の有難さ、それを慌てずにセンシングすることが大切なんだなーと思いました。

で、結局、そこかよ~!

といわれそうですが、陰陽太極図のあの黒い波(魚?)の中にポチっと光るしろい玉(目?)の存在(陰中の陽)って、やっぱり意味深い.ってこと。

スターウォーズのエピソード3で死ぬ間際のアミダラ女王が、ダークサイドに陥落しダーズベイダーと化したアナキンに最後まで希望・可能性を信じ続けたようにね。ルークもね!

え?それってフィクションでしょ!って・・・

でも、人は神話や物語を通して何かを学んでいるもの。

そして、スターウォーズは現代の神話でもある。

今年の年末にリリースのエピソード7が楽しみですね。


2015年2月12日木曜日

5分間プレゼンして原点に気づいた!

一昨日、横浜でご縁をいただいたある異業種交流会に初参加しました。


そして、思い切って、5分間プレゼンするというチャレンジをしてきました。

それも、全く面識のない地元の経営者の皆様に向けて。

内容は今後、法人向け事業で主軸として展開したいシステムコーチングの紹介です。


やってみて、あらためて、自分が展開したいという思いに触れた気がして…

それを振り返ってみたいと思います。


このシステムコーチング、

最初は、単に自分の興味本位で学び始めたかに思ってたのですが、実は自分の思いの琴線に触れていたのです。

それは、個人個人が、疲弊して病んでしまうような、そんな組織を一つでも無くしていきたい!

ということなんだと気がつきました。


その場の空気に呑まれ、自分らしさを発揮できずに、過度に自分を押さえこんでしまう。

そんな組織や職場、家族など無いと信じたいけど、

もしも、あるのなら、それに対して何か策はないか?

という気持ちがあるんだと気が付きました。


個を発揮できるように、関係性=システムが機能するように関わりたいのだと。


個のちからを・・・なんて言うと、サッカー日本代表の本田みたい・・・(笑)


そして、世の中に浮上してきている従業員のメンタルヘルスの問題

まさに、その人の歩むキャリアなのに、心身に影響を与えてしまっている状況。

自分らしいキャリアを歩むことで、活き活きと健康でいよう!

というウェルネスキャリアを損なった状況になっている。


そこに組織の雰囲気や空気などが影響していることってたくさんある。


そういう状況を未然に防ぐうえで、システムコーチングが効果を発揮しているという企業のお話を先日、聞いたこともあったのでしょう。


その5分間の説明のなかで思わずそこに力が入っていました。

そして、参加者の方からの反応として、

メンタルヘルスの問題を解決する方法としてのシステムコーチングを捉えていただけたようです。


おかげさまで、いろいろとその方面でのアドバイスや出先で話題にしてみたいとのお話をその後の懇親会でいただくことが出来ました。


最初から悪くなろうとして関係が悪くなる職場なんてない。

むしろ、うまく行っていたところに、どんどん周囲の環境変化や求められるハードルが上がっていく。

そんな中で、変わろうにもなかなかそれを受け入れられない感情が潜んでいる。

結局、それを丁寧に扱わないで前に進もうとしても、どうしても、進めない。


そんなことって、たくさんあると思います。


漢方の世界でいうところの、氣のめぐりがわるくなる。

「氣滞」の症状とでもいうのでしょうか。

そんな症状を診たてて、適切な症状緩和のツールを提供しながら、システムの免疫力を高めるのがシステムコーチングなんだなー

漢方薬と同じで、なかなか、はっきりと効果が認められない分、説明しにくいところもあるだろうけど、しっかりと実績を積みながら、認められるように取り組んでいきたいですね。

説明に当たり、ご相談させていただきましたシステムコーチの皆様、

そして、このような機会を頂きました異業種交流会の皆様に心より感謝申し上げます。
下記はその会主催のビジネス交流会の案内です。ご紹介まで。


2015年2月10日火曜日

ヨコハマは「まちづくり」から「課題解決」へ

昨日は次回3月25日(水)に実施予定のプチキャリでゲストスピーカーをお願いするNPO法人協同労働協会OICHIの理事長坂佐井さんとたまプラーザの事務所にて打合せを行いました。

プチキャリの案内と坂佐井さんのプロフィール紹介は、別途紹介するとして・・・、


今回、伺った中で、特に最近の自治体の地域課題への関わり方が変容してきているなあ~という実感があって、それを伝えられればと思います。


特に横浜に限ったことではないと思うのですが、各自治体が地域に発生している課題、

例えば、空き家、若者の就業、高齢者の独居などの地域課題について、

直接、問題解決を自治体が行うというよりも、地域住民を巻き込んで、取り組もうという動きがあちこちで起きている。

そういう動きについて、これまでは、どちらかというと、

横浜の中心エリア、ベイサイドでの動きが主だった印象があったのだが、

ここにきて、いわゆる横浜都民の住む、ヒルサイド、北部エリアでもついに立ち上がってきたんだ~という印象を受けました。

この東急が仕掛けたニュータウン、たまプラーザも「金妻」で一世を風靡した、昭和の末期からすでに30年近くたち、街が成熟してきているということもあり、今度、いろいろと課題が生まれ始めてきたのでしょう。

もっと、もっと、この地域ならではの地元らしさがあっていい気がするし、

ここから巣立つ若者が故郷と思える象徴、おみやげやイベントなんかあってもいいと思います。

今後のこのOICHIの活動がとても楽しみでもあり、何か一緒にコラボ出来ないかと思いをはせるところです。


そして、もう一つ、感じたことは、

その地域課題について、市民や企業を巻き込む方法が、より具体的になってきている気がします。

これは、以前、2009年の横浜開港150周年の時に行った「イマジンヨコハマ」という市民参加型横浜都市ブランド共創プロジェクトとの比較でのイメージではあるのですが、

当時は、横浜への愛着や思いをワールドカフェという方法で語り合い、

その中から都市ブランドを作り上げ、

さらに、そういった対話の中から少しでも横浜という地域にかかわりたいという意欲ある市民を増やそう!ともに未来のヨコハマを創ろう!

という取り組みだった気がします。


その後、イマジンヨコハマの想いを継承する形で「team Open Yokohama」(tOY)という任意団体が出来たのですが、
後述のメッセージのように、やはり、市民一人ひとりの想いから動こう!というスタンスだったのです。



最近の動きは、実際に今ある課題について、何とかしなくては!

そこに様々な人が参加してほしい。

そのために、今の課題をオープンデータという手法でどんどん情報を市民にも開示して共有し

市からの助成だけでなく、企業からもCSRの観点で支援を得て、

住民からもクラウドファンディングの手法で資金を集め、

地域の大学の専門的なノウハウやゼミ学生の参画も得て、

課題の解決に向けて産官学民が協力しよう!

という流れになってきています。


それが、「Local good  Yokohama」という枠組みで結晶化されたようです。

http://yokohama.localgood.jp/about/


勝手に比較してしまい、心のどこかにこの変化を知って、すっきりしない気持ちもありますが、

必要なことが立ち上がってきたということなのでしょう。

そして、どんなふうにこの流れに乗るのか、あるいは、独自に進むのか、

これも必要な時に自然となるべくしてなるような気がします。


自分としては、未来を志向しながら、様々な課題に対して、どのようにお役に立てるのか?

準備を怠らずにしていたいですね。


参考:<team Open YokohamaのHPのメッセージ>

ヨコハマを愛する人同士の対話から生まれてくる、個々人のあふれるような想い。 

それを実現していくことで、ヨコハマの未来を自分たちの手で作っていく。

ワールドカフェなどの対話の手法を用いて、一人一人の想いが語られ、育まれ、自然と共感する仲間が繋がっていくことができる、対話の場を創造していきたい。

新しい生き方を、新しい社会を、ヨコハマから



tOYのビジョンはこちら
http://www.teamopenyokohama.org/toy


2015年2月9日月曜日

総括する会議をさらに俯瞰してみる

先日、毎年、就職支援のためにお邪魔している大学での就職支援活動の総括会に参加してきた。

毎年、その年度の就職内定状況を踏まえ、学校側と社会人支援委員側とで課題の洗い出し、次年度取り組む方向性を確認する会議。

今回も、活発な意見のやり取りがなされる。

今年度は、アベノミクスの影響からか、比較的企業側の採用意欲が高く、学生らの積極的な態度もあったため、どこか、進捗の悪さを反省するようなモードというより、今後どう打って出るかという視点での会話が多かったように思えた。



・・・経団連の採用スケジュールが後ろ倒しになったことで、インターンを導入する企業が増えていることを学校としてチャンスと捉えよう!

という発想はとても前向きで話していて心地よいエネルギーが湧いていきた。


こういうような前向なムードで話し合うときは、

話し合いが進むにつれて、どんどん、相乗りするようにアイデアがあふれ出てくる。

こんな風にやるといい!

こんな仕掛けがあってはどうだろうか?

などなど、ついつい思いが膨らんできたりして。


ふと見ると、事務局の方がちょっと緊張気味に。

そうそう、ちょっと、飛躍しすぎて、こんなにあれもこれも一斉には出来ないよなーって、

気がついて、事務局の方を気遣いフォローし、実行可能性を探すモードに入る。


たぶん、私はそういう思いを膨らませて、構想を描くことが好きなのかもしれない。

いいなーと思うと、つい口に出さずにはいられず、言ってみてから、

おっと、じゃあどうしたら、実現できるか具体化しないとって、

現実の世界に引き戻される感じ。


この連続なんだなー。




将来に向けて、思い描くから、モチベーションが高まり、

目の前の障害に対しても、乗り越えていこうというエネルギーが湧いてくる。


このあたりは、人それぞれなのかもしれない。

大きく構想を描くよりも、現実の路線をきっちりと回していくことに安心と価値を見出す。

そういう人がたくさんいるからこそ、この日本では仕事がきっちりと回り、品質にばらつきが少ないんだ。

そういう着実に物事を進める文化の中で、さらに飛躍するために、大きく構想し着実な一歩を歩む。

これが出来ると強いよね。



飛躍のためのフックはどこにあるか?

それに届くために今のうちに何を仕込んでおけばいいのか?


そんな議論まで進めておくと、きっと、当事者間での目線があって、あとあと、協力や支援も得やすいんだろう。



自分の傾向を知ると同時に、さらに、この就職支援の取り組みの行く末が楽しみになり、もうしばらく関わっていたくなったのでした。

来年度もぜひぜひ、何かお役に立てればと思う。


2015年2月3日火曜日

わらしべ長者的キャリア形成

アメリカではプランドハップンスタンス理論というらしい。

日本では昔からあった、わらしべ長者のお話。

確か、ある人が一本の藁でできた縄を拾い、それを必要な人と物々交換しながら、どんどんとよりいい品物と取り換えていき最後はお金持ちになるという物語。

最近の自分のやっている仕事づくりは、まさにこの軌跡を辿りながら、仕事を手繰り寄せるような歩み方をしているといえるかもしれない。


たまたま、出身大学の地域の同窓会に参加したところから始まり、

その時にたまたま隣席にいた元教授から謎めいた課題をもらい、

そのまた反対の席には偶然にもサッカー部の先輩と隣り合わせ、

OB会の幹事会への協力要請の話をもらい、

大先輩が集まる中、ビビりながらも会に行ってみたところ、サッカー部OBの教授とお会いして、

その先輩を頼り、今後のOB会の打ち合わせと称して大学に行ったら、

これまた、興味深い課題をもらうことに。


そんな課題感をもって、

これも何となく心惹かれて参加した地元の課題解決ダイアログでは、

似たような課題意識を地域に持つ方々と偶然に出会い、

何かが始められそうな予感がうまれ、


その後には、かつての山形営業時代にお世話になった会社の人とお会いしたら、

さらに、今後につながりそうな全く異なる地域で活躍中の会社OBの方をご紹介いただいたりと・・・


どんどんと、すそ野が広がっていく。


なんだか、偶然が重なり面白いサイクルが回り始めてきた。


このわらしべ、どこまで、大きくなるのか楽しみでもある。


ここまでを振り返ると、

どうやら、自分自身がいただいた課題への疑問点を解きたいという気持ちがあったから引き寄せている気がする。

それが磁石の役割をしているし、投げかけに変な欲や無駄がないからいいんだな~。


でも、そろそろ、いったん広げた中で、考えをまとめる時期に入っているのかもしれない。


そして、さらにそこからPDCAサイクルを回していけばいいんだなー!


実体験的にプランドハップンスタンス理論をたどって、どんなわらしべ長者になるのやら・・・


べつに長者になりたいわけではないけど、ビジネスとしても、キャリアとしてもモデル化したいよね。


必要なところから請われるままに、自分を使い切る働き方を選択して、どこまでいけるかやってみるか!

試してみようじゃないの~!


2015年1月29日木曜日

見えてきたぞ!法人向け事業領域!

昨日はLOCAL GOOD YOKOHAMAという産官学民が協働で地域課題に取り組むための地域課題解決のためのダイアログに参加してきました。

これまで、team Open Yokohamaでのキャリアカフェ立ち上げに、お世話になった方々にお会いして、地域の課題について対話の場を持ち、また、新たな可能性が広がって来る予感!


これから、しばらくはウェルネスキャリア ラボとしての法人向け事業の主たる領域は、


地域の医療介護コミュニティになりそう!


そして、取り組むべきことは、

地域医療課題解決=医療専門職キャリア形成×医療・介護多職種チームづくり

になっていく予感がしている。


超高齢化社会を迎え、在宅医療・介護が必須になる中で、

・地域医療・介護の現場スタッフの専門職キャリアデザインの充実

・専門性をこえてコラボレーションできる人材の育成とワークプレイスの拡充。

・地域で医療・介護を提供しているスタッフの協業チームの質の向上

が喫緊の課題とも思える。


まさに、自分の問題意識と地域の課題がガチでマッチした感じ。


まさか、個人としてのキャリア課題と、孤独住民高齢化という地域課題、そして、在宅医療という医療課題が絡み合うとは・・・

そして、たまたまにしても、コーチングから始まるキャリア支援、イマジンヨコハマに始まる地域づくり、もともと医療関係者、

と全部に絡んできた!


偶然が必然になっているよう・・・


何か引き寄せられてここに至ったような・・・


そして、この世界に注力するためにも、ベースとなるコーチングやファシリテーションのテクノロジー
が必要なんだな~


さらに磨きをかけないとね。笑





2015年1月28日水曜日

【2月からのクライアント募集中!】

昨日の春めいた日差しはどこへやら、

今日は、すっかり、冬の風が吹く、肌寒い朝から始まりましたね。


でも、もうすぐ春はやってくる。

そんな、予感を感じてはいませんか?


そんな、春からの新しい年度のスタートに向けて、今のうちから準備をしておきたい。

この時期だからこそ、もう一度、自分の気持ち、やりたいことを整理しておきたい。

自分の気持ちが触れるものを感じて、そこから、やりたいことを作りだしたい!


そんな、気持ちになっている方、ぜひ、コーチングを受けてみませんか?


コーチングをうけることで、

自分の思っていること、今置かれている環境が、すっきりと整理でき、

さらに、次のステップに向けて自分のリソース(得意なこと、感性)を充実することが出来ます。

今のうちから、そういう自分を作っておくことで、春からいいスタートを切りましょう!

そう、プロ野球のキャンプインとおんなじ!



私こと、コーチヤス、小堺康弘のコーチングを受けた皆様からは、こんな感想を頂いています。


>最近は、何でも事務的にこなすことが増えて、もっと毎日の気持ちの変化や行動を大切にしなきゃと感じました。

>エネルギーの出具合?や、上を向いたり下を向いたり、と話の内容ではないところに注意を促していただいたところがとてもよかった。

>最初はこの知らない世界に入っていくの?というなんだか恐ろしい気持ちだったけれど、思い切って自分の知らない内面の世界を探求して、大事にしたいものを見つけることが出来た。
>自分の感情を味わいつくすのに数十分でできるということに驚き。心の中と向き合うので終わったあと、とてもスッキリとした解決感を得られる。

ただ今、起業に向けて、腕磨き中ということで、以下の割安なプランでご提供しています。


1.お試しセッション・・・無料約30分程度(対面、スカイプいずれも可です。)


2.継続セッション契約の場合・・・基本3ヶ月間契約、月40分×3回 1.5万円/月 (通常月3万円)
  (対面の場合は、現地までの交通費も請求させていただきます)


クライアント希望の方は、
私あてにfbのメッセージでご連絡ください。

2015年1月26日月曜日

「自分らしさ」って何よ!ってウチのにたずねられて・・・

名刺の裏側にウェルネスキャリア・ラボの理念とその事業紹介を盛り込み作り直してみました。


そして、ウチの女房にみてもらったんです。


以下がその裏面の文言・・・


ウェルネスキャリアとは?

自分らしいキャリアを歩むことで、個人がいきいきと健康な人生を送ること。

その実現に向け、ウェルネスキャリア・ラボは、以下の事業を実施します。


【個人向け】ウェルネスキャリア普及事業
パーソナル及びカップルコーチング、キャリアデザインワークショップ

【法人向け】ウェルネスワークプレイス開発事業
人材開発、組織開発ニーズに合わせたコンサルティング

【一般向け】ウェルネスキャリア・コミュニティ事業
ネットワーク、コミュニティづくりのためのサービス、セミナー


女房いわく・・・

「自分らしいって、何?わかるのかな?ピンとこないんじゃないの?」

私は・・・

「それを探求するためのサービスだからね。」

「でも、もっと、平易な言葉にしないとね・・・」

とのこと。


確かにそれはそうだろうけれど・・・、

やはり、自分らしいが何かを定義付けるのは難しい気がする。

自分らしさの表現は、人ぞれぞれ。



それをこれだ!と決めつけるほど、まだ、悟ってはいない。笑



コーチングでは、その人の過去の体験やありたい姿を描いたときに、どれだけ、自分の内的世界が、豊かになって自分自身がエネルギーに満ちていくか・・・


それは、ひとそれぞれが持っている固有の感覚であり、そのひとならではの”自分らしさ”なのだ。


それを存分なまでに探求することで、自分のありたい姿や将来像が感じられてくる。


人によっては、それが、映像で語られたり、体の感覚であったり、声のささやきや音楽だったりするんだ。


コーチは、その人にフィットする問いかけをすることで、存分にその感覚を味わってもらうことをサポートする。


たまに、言葉や声が響く人に対して、体の感覚ばかり聞いたりして、違和感を感じたりするけど、そこは一緒に感じたことをフィードバックしてもらいながら、場を創っていく過程なんだな。


そして、日常の忙しさにわすれていたり、気づいていない感覚をフルに味わってみたりしながら、自分らしいって何かを探求するんだ。


この自分らしさを感じることから、キャリアをデザインする。


そこから、歩み始める。


時に、厳しい局面であっても、

すぐに、その世界にいけなくとも、


コーチとして、心身ともに健康であるように支えていく。


それが、私のミッションだと思っている。


・・・女房には、そんなことを暑苦しく、つらつらと語るわけにもいかないものでね。



最近、私を見てて、「イキイキしてていいね!」って言ってもらうこともあるので、


きっと、感覚的にはわかってきているんだと思う。



女房どのも、最近、あれこれセミナーに通って勉強し始めるようになってきた。


これも、きっと、何かお互いに影響を及ぼしあっているからだよね。


きっと・・・笑


10年後、どんな夫婦になっているのか?


楽しみな気がするね。


2015年1月22日木曜日

人のキャリアを伺うことの妙味とは?

昨日は、朝活で、大崎にて、らくまんインタビューに初めて参加し、

夕方はteam Open Yokohama(通称 tOY)のメンバーで一緒に作っている、プチキャリアカフェを主催しました。


両者とも、ゲストスピーカーを招いて、その方のこれまでのキャリアの変遷や今後の夢などを伺うというもの。


いずれの会も、くしくもゲストは、自ら起業して活躍されている経営者の方でした。

私も・・・ただ今起業して会社を経営していこうと準備中の身。

非常に刺激のある一日でした。


お二人とも、規模の大きい小さいは別で、共通していたのは、長期ビジョンを持っていること。

また、それに向けて、具体的に取り組んでいる。


今回は、そこにずいぶん焦点が当たることになりました。


特に、夜のプチキャリで、

一通りのインタビューのあとに、長期的視点について、グループで対話をしたのだけれど、

個人事業主の方や、学生からは、長期といわれても、今、目の前のことで精一杯。

おっしゃることは、確かだけど・・・と、何か違和感のようなものを感じていたような・・・


ゲストの方は、60歳代で団塊の少し後の世代。

常に右肩上がりの時代に、会社も競争、自分も社内で競争しつつ、キャリアを歩んできている方。

今、自分で立ち上げた会社も、人口減少していくという新しい時代のパラダイムの中で、新たなビジネスモデルを構築して、成功し上場を目指したいという。


他方・・・

学生たちの感性としては、

上場を目指すことに、意義があるのか?

収益を上げることに意義があるのか?

むしろ、本質的に社会の課題に取り組むのなら、何も利益を上げるのではなく、儲からないからと誰も手を付けていないところに、手を差し伸べることにこそ、意味があるのではと考えているようだ。


我々世代が、おいしいところだけ食い散らかして、手を差し伸べていないところ。


「そこに手を差し伸べることにこそ、社会的な意義を感じる。
決して、お金にならなくても、それで困っている人を助けられればいい・・・。」


話していると、どうも、そのようなことを感じていると受け取ることができた。


最近、よく聞く、社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)に魅力を感じるのだろう。



どちらが悪いということはない。


私などは、おおざっぱだから、表現の違いこそあれ、社会のために尽くしたいという願いは同根だと思っちゃう。


要は、それぞれが、見てきた世界、今見ている世界が、違っているだけの話。


でも、ややもすると、
そういった、お互いが信じるところの長期ビジョンや価値観を直接ぶつけ合うと、「あの人、何考えているの・・・!」って、お互い相いれないって形で断絶しちゃう。


このプチキャリでは、
ゲストスピーカーのこれまでのキャリアの話をじっくりと聞いたうえで、ダイアログを実施して、そこから感じたこと、生成してくるものをハーベストとして個々に持ち帰ってもらっています。


インタビューでは、
学生時代の「学ぶとはこういうことなのか!」とか、社会に出てからの「働くってこういう事なのか!」と思った時の原体験的なストーリーを伺っています。


そういった、体験から人は自分の仕事観や勝ちパターンを得ていく。


そんな当時の時代背景や、雰囲気、その時、本人が感じたことなども織り交ぜられることで、

自分達とは違う文脈の中で生ききたことへの理解や尊重の念が醸成されてくる。


たぶん、そのあたり、インタビュアーがしっかりと背景やその時の臨場感をフレーミングして聞いてあげた方がいいんだなー
(お~、書いてて自分への気づきがあった!)


そんな、尊重の雰囲気があったうえで、ワールドカフェを実施する。


そこに、ホンネで語り合える可能性がうまれる。


本来ならなかなか相いれないところから、それぞれが気づきやヒントを持ち帰ってもらえる場に変容し行くのかもしれない。


これからも、隔月になりますが、着実に続けてまいります。


また、ご案内しますので、team Open Yokohama(通称 tOY)の1プロジェクト、キャリアオープンヨコハマ(通称 cOY)のイベント、プチキャリに参加いただけると嬉しいです!

2015年1月20日火曜日

親の介護を覚悟する瞬間に・・・

ブログを書いていて、たまに会う友達から読んでますよ!って言われるととてもうれしいですね。

いいねって押していなくても、読んでいただけるだけで感謝です。


さらっと読めて、何か新しい視点を提供出来て、普段の生活に活かせたりしてもらえれば、何よりです。


最近、医療制度について、いろいろと調べてて、現状と今後の方向性について、アップデートしてるんですけど、私が現役MRとして、医療に関わっていた時から、さらに進化してきてることを実感しています。

また、逆に現場がまだまだついて行っていないことも。

今どきは、こんな状況なんだーと感心することが多い。


やはり、医療となると少子高齢化の進展による、医療費の増大をいかに抑えるか・・・

これに尽きるといっても過言ではありません。

まさに、地域の医療の受け皿を病院、療養施設を利用することから、いかに、在宅で介護と医療を可能にしていけるかにかかっているようです。


で・・・

ここで、何も制度の現状と課題を解説するのではなく、

むしろ、直接当事者として、実際に親の介護をやり終えた経験からお伝えしたいと思います。


もし、あなたが、いずれ介護する立場になるとして、

どんな、瞬間がそろそろかなあ~

と実感し、覚悟を決めるタイミングなのでしょうか?


そんな、実感をした経験をお伝えしたいと思います。

今になって思えば、その時、自分に何か(いわゆるシステム)が語りかけていた気がするのです。

だから、そのメッセージを受け取るアンテナを立てていてほしいと思っていて。


その時、受け取ったことで、母親が家で一人転倒したときに、ひょっとして・・・??

と、実家に寄ってみて事なきを得た、ということにつながっている気がするのです。


あくまで、第六感、感覚、センスの話なので、うまく、伝えられるか、ちょっと、自信が無いのですが、あえて、お伝えしてみたいと思います。


それは、まだ母が健在なころ、母と家からちょっと離れた駅で落ち合って、人との打ち合わせに行った時のことです。

その駅までは、自転車で20分くらいかかるのですが、得意げにまだ自転車にも乗れるぞ!

と元気そうに颯爽とやって来たのです。

本人は、得意げに乗ってきているのですが、私はその姿を駅前で見ていて、内心、とても穏やかな気持ちになれませんでした。


「本当に大丈夫なの?」


そんな、気持ちが湧いてきました。


そして、一緒に電車に乗って目的地に向かっていったのです。

平日の午後の下りの私鉄線、乗客はまばら、のどかな郊外に向かう各駅停車の電車に乗って二人で座ります。

「本当にもう・・・!無理して自転車なんか乗らないようにしないと・・・!転んだらどうすんの!」

いつも通りの説教めいた話を母にしていたのです。


そんなときに・・・、


ふぅ~と、今まで考えもしなかった不安な気持ちがよぎったのです。


「もしも、一人暮らしの中で、転倒したり、父親のように脳卒中なった時に、はたして私はこの人を守ることが出来るのだろうか?」


「ひょっとして、気づいたときには、手遅れなんてことになったらどうしよう。。。」


電車は、急行の通過をホームで待ち受け、静けさが漂っていて・・・

その静けさが余計に、その気持ちに私をとどまり続けさせ、何か熱いものがこみあげてきたのです。


まるで、何かが私を捕らえるように・・・


まばらな車両とはいえ、周りには初老のおじさんたちが、しずかに座っていて、こちらの会話がやけに停車した車両の中に響き渡ります。

私は、そのこみあげるものに対処するのが、精一杯になったのです。

人前で突然・・・、取り乱してはならないと思えば思うほど、さらに不安は募ります。



母は、そんな私の状況から何かを察したのか、ただ、私の中で起きている風情をみながら、穏やかに座っています。

わずかながら、微笑みすらたたえています。


すべてを悟るような姿を見て、なんとも言えず、そんな母がとても愛おしく思えたのです。

けっして、そんなことには、させたくない・・・。そんな気持ちが募ってきます。



「まあ・・・、何とかするよ。」


やっと、出てきた私の言葉がそれでした。


私は、一緒には住まないと決めていました。それはそれで覚悟の上です。


その中で、とにかくベストを尽くそうと・・・


でも、きっと、そんなことが起こりうるんだ。


あらためて、それを全身で感じ取り、不安に戦いたのです。



そして、やはり、あれ以上の言葉は、かけられなかったのです・・・




その後、3年くらいたったでしょうか?


日に日に衰えを見せていく母がいました。


胃がん全摘後、5年間再発せずに、元気でいたものの、5年間もったことで安心したのか、張り詰めていた気持ちが一気にきれ、思うように日々を過ごせなくなっていたのです。

毎週末、実家に行き世話をして、その間は介護ヘルパーの方に来てもらう日々。

そういった体制を作るだけでも大変な労力でした。

そして、朝晩、必ず電話をして、ちゃんと食べているか、薬を飲んでいるか確認するのがルーチンになっていたのです。

でも、母は電話に出るまで動くのもおっくうになっていたので、出ないで切るときもよくあったのです。


とある、10月の雨がしとしとと降る肌寒い夜、会社を出た私は、駅まで歩く傘の下、電話をかけます。


5、6回掛け直すも、全く出る気配がありません。


また、いつもの通り、長トイレに行っているんだろう。とも、思いましたが、何か嫌な予感がしたのです。

そして、家とは全く逆方向の実家に足を運んでみると・・・


台所で、目の周りに青あざつくって、倒れていたのです。

意識はあって、私を呼ぶのですが、右肩を強く打ちつけ、自力で起き上れ無くなっていたのです。


あの寒い雨の夜、「たぶん、元気だろう!」と実家に行かなかったら、どんなことになっていたか・・・


今思ってもゾッとします。



そして、やはり、あの時、あの電車の中で自分が何とかしなくては!

と覚悟した自分がいたから、実家に行くことにしたんだと今でも確信しています。




誰しも、経験できることではない、親の介護。



私は、その当時、本当に大変で辛かったけれど、無事に見送ることが出来たこと、そして、あの電車の中で味わったような、心と心のやり取りを母親と出来たことは、本当に幸せなことだったと今は思っています。


そして、あのガンコで一本気な母親が、衰えていく日々の中で、日に日に穏やかな仏の顔になっていき、うしろ髪ひく思いで、実家を後にする私にさえ、すべてを受け入れて、「ありがとう!」といってハグしあった日々は、甘美な体験であったとさえ思えてなりません。


働く世代として気持ち的にも、時間と労力的にも、なかなか、受け入れることが出来ない親の介護。

でも、きっと、その時が来たら、あなたにも、素直に受け入れる瞬間が訪れると思います。


そのメッセージ、キャッチしたら、しっかりと受け止めてね!


これも、いつかは・・・と、書きとめておきたかった大切な体験です。


少しでも参考になれば、うれしいです。

2015年1月19日月曜日

システムコーチングのシステムって何のこと?

昨日、センター試験から帰ってきた娘が、試験場になった大学のトイレにカルトへの勧誘に注意するように!とのポスターが貼ってあったと言っていた。


大学生にもなると、自分で物事を考えられるようになり、

今まで育っていくうえで、親や学校から無意識に受け入れていた価値観や行動様式への違和感を覚える。

そんな時期なるがゆえに、そこにカウンターを当てたような、誘いがかかると、コロッと入ってしまうのだろう。

特に、このくらいの世代は、純粋だから、本当に気を付けないと、抜き差しならなくなっちゃう。


「おまえも、気を付けるんだぞ!」なんて、受験真っ最中の娘をたしなめるのでした。


あっ・・・!、これって、全然、空気読んでないですね。(笑)


ところで・・・、
カルトっていえば、企業なども、

それぞれ独特の文化や価値観を持っており、カルトとは言わないまでも、
言わなくてもこういう時はこのように行動する!というような行動様式や、
判断するうえで大切にしたい価値観を共有している。

よく言う組織風土とか文化というもの。

入社したての頃は、新人だろうが、中途で入社しようが、その風土や価値観をいかに早く理解して、それにそって行動できるか、心を砕くことになる。



家庭を持つ時も、最初はたいへんだ。

それまで、自分が当たり前と思っていたルールや生活習慣が、お互いに良く見えるようになるので、互いの価値観や習慣をどこかですり合わせていかなければならない。
そして、それまで育った環境を踏まえるものの、全くあたらしい文化が芽吹いていく。




・・・そして、それが成熟していくると、無意識に組織や家庭のなかにある、ムードや空気感を感じ取って、それに沿って、行動を選択したり、言いたいことも飲み込んだりする。


あたかも、そこに目に見えない主が、我々のことを見ているかのように。


そして、そのメガネに沿うように、行動することを無意識だったり、ふっと、気配を感じて選択している。


皆さんは、それって、どんな風に感じ取ってるのかな~?


一時期、KYなんていって、空気を読めないやつのことを揶揄してましたね。


そういう、その場を支配している空気感や、ムード、声にならない声のことをシステムコーチングでは、「システム」といって、ある種、固有の人格として扱ってみているんです。


そして、そのシステムの声なき声を拾い上げたり、そのシステムから発せられる感情を感じ取る力をRSI(社会関係知性)といって、いわゆるIQ(知性)やEQ(感情知性)と同格の知性として扱っています。


そうなのです。


実は、システムコーチングという、人と人との関係性を扱うコーチングは、参加者それぞれに対してコーチがかかわるというのではなく、そのシステムを一個の個人と見立ててコーチングを行うのです。


ある種、システムコーチはこのシステムの声や感情に対して、RSIを使ってセンシングしていくのです。


そして、そのシステムを支配している、主流派の声だけでなく、その中にあるもっと微細な声なき声も、そのシステムの声として、同等にあつかうことで、システムを支配している感情のゆがみや偏りを緩和していくという役割も果たしていきます。



例えば、


「本当はこうなのに・・・」


と思っていても、主流派が支配している声に対して、抑圧されている声を拾っていくのです。
そういう声を拾うことで、そのシステム自身が、真に求めていることを明らかにする。



答えはそのシステムが持っていると考えるのです。



なんのこっちゃ?
なんて、思う方もいるかもしれませんが、これを大切に扱うことの重要性をこのコーチングを学ぶことで実感しています。


例えば、
夫婦というシステムに対してコーチングすることから、二人それぞれのキャリアをデザインする。

そうすると、今まで一人で描いていただけでは、すぐに行き詰ったかもしれないキャリアプランがより具体的に機能する可能性があると感じています。


今は、クライアントさんを募集しつつ、検証中ではありますが、とてもいい感触を得ています。


ワークライフバランスが声高に言われている中、ミドル以降、一人でキャリアを描いても限界があることは、自明の理かもしれません。


人生の中で、さまざまな役割をその時々で担いながら、キャリアを歩む必要があるからです。


でも、そこに夫婦のシステムの中にある願いが、明かされることで、障害を乗り越えていく勇気と真のパートナーを得られることとなるのです。


ただ今、多くの知見を得るために、無料の夫婦でのキャリアデザインセッションへのクライアントを募集しています。


ぜひ、ご興味のある方は、お声かけくださいね。よろしくお願い申し上げます。



2015年1月15日木曜日

映画「風立ちぬ」をプロセス指向心理学的に見ると・・・

「風たちぬ」を見た方はどんな感想を持たれたでしょうか?


二郎と菜穂子の純愛物語、あるいは、ゼロ戦の設計者の半生の物語、その背後にある戦争に突き進んだ日本という時代を生きた人々の物語。


映像の美しさ、時代背景へのリアルさ、など、作品の仕上がりのすばらしさだけでも十分満足できる映画。


私は、見終えた時に、モヤモヤとした違和感を覚え、結局、この映画は、宮崎駿氏は二郎、菜穂子を通して、何を伝えたかったのだろう?


むしろ、そんな好奇心が湧いてきた映画であり、原作を買ってみたり、本屋で堀越二郎を紹介する雑誌などを手に取りたくなる。


そんな、衝動に駆られる映画だった。


一方で、ひょっとすると、それまで、半かじりしていた、

プロセス指向心理学(POP)のドリーミングの枠組みでとらえると、堀越二郎という人間の生きざまを理解する上で、わかりやすいかも。

と思うようになりました。

そして、むしろ、まだ、聞きなれない人に、POPの基本的な枠組みであるドリーミングとその三つのレベルを理解するのに格好の題材なのではと思えるようになったのです。


私はPOPの専門家ではないので、用語の細かい解説などは、ここでは、簡略しつつ、1学習者として理解した見解から、風たちぬの主人公、二郎の見ている世界を紐解いてみるという試みをしてみたいと思います。

※未視聴の方で結末を知りたくない人は以降読まないでね!


結論から申し上げると、

「主人公、二郎は、日本が戦争に向かって突き進むという時代の中にあって、妻菜穂子に象徴される自分の追い求める”美しさ”を、自らの夢でもある美しい飛行機を戦闘機という形で設計し、夢を実現していく物語である。」
(この文の中に、後述するPOPの三つのレベルが表現されています。)

ということだ。


二郎は、そのことに一切ブレずにその自分を生き切り、ゼロ戦を完成させる。

菜穂子も、愛する二郎とまだ病気が進行していない美しい自分だけを見てもらように、二郎とともに生きることに、生きる意味を見出し、その役割を終えると密かに去っていく。

しかし、夢を実現させたその戦闘機は、多くの若者を戦地に送り出し、戻るとこはなく、たくさんの悲劇を生むことでもあったのだ。


美しさの裏にある、現実世界のはかなさが、一層、ふたりの残された「今」を生きようとする、その生きざまを引き立てている。



POPの概念では、人が見ている世界は三つのレベルに分けられるという。

・エッセンス・・・感覚的にしか語られないような、本質的な願いにつながるゆらぎ
・ドリーミング・・・その感覚的なものを言葉やイメージで膨らませた内的な世界、夢見る世界
・合意された現実・・・実際社会の枠組みやルール、役割の中で生かされているという現実


これが、この映画では、そのまま、きれいに描かれているという点が、興味深い。


私の三つのレベルからの解釈では、


エッセンスを象徴しているのが菜穂子であり、一度、飛行機設計に失敗し、失意の中の二郎は、その美しさに触れることで、再び、自分を取り戻し、自分がもっとも自分らしくいられる存在を得たことで、現実世界に舞い戻る。

映画でバルコニーで紙飛行機を飛ばして、菜穂子とやり取りをする姿は、まさに、二人がダンスをしているように、関係性を紡ぎだし、かけがえのない存在になっていく場面だ。
そこには、言葉はいらない。
まさにエッセンスレベルでセンシングしているのだ。


ドリーミングは、言わずもがなのイタリアの設計技師との夢の中でのやり取り。
彼との対話の中で、自分が飛行機の設計に携われるのかという悩みを打ち明け、そこで勇気づけられることで、飛行機の設計技師となることを決意する。

そして、その後も、たびたび、その夢の世界のなかで、イタリア人技師という相手を通して、自らの求める”美しい”飛行機の原型を収れんさせていく。


合意された現実は、軍が期待する海上を長駆できる軽量の戦闘機(二郎にとっては夢でもある美しい飛行機)を設計していくという利害が一致したという現実。
戦争がなかったら、二郎の夢は実現できなかったかもしれないという現実。

たとえ、そうであろうとも、決して、悩むことなく、そこに自分の夢を託し、設計にまい進する。



POPのいずれのレベルでも”美しさ”という軸から一切ぶれず、まさに自己一致し、自分らしくあること、それに支えられることで、自分の夢を実現する。



もし、仮にかつての自分が二郎だったら、
合意された現実の中で、設計する飛行機が殺人の道具になることについて、悩み、葛藤していることと思う。そして、これが本当に自分が求めているものなのか?
と、自分の希求することに懐疑的になり、”今”を生きることが出来ないような気がする。


一方、別の見方をすれば、
彼のように、どこまでも、自分の夢を追い求めることに純粋であることで、知らぬ間に周りが引き寄せられて、結果としてチャンスが生まれてくるということなのか?


今の世の中、この合意された現実の中を生きていかなければならない。
夢を追及していたら、食いつぶれてしまう。
だから、合意された現実レベルを淡々と生きていくんだ。


でも、そのなかあっても、
自分に起きてくる言葉にならない「ワクワクな感じ」「胸がキュンとする」という、突如、風が揺らぐようなエッセンスレベル。
「こうなるといいなー」と思い描いた夢やビジョンというドリーミングレベル。


どこか自分の中にあると思う。


普段、気づかなくても、無意識に持っているんだ。



「風たちぬ」という映画をここまで振り返ってみて、やはり、映画の冒頭のこの一言に尽きるのかもしれない。


「風たちぬ、いざ生きやめも」(ポール・ヴァレリー)


あなたにも、もし、今、風がたっているのなら、その風に乗って精一杯生きてみてはいかがだろうか?


参考:
「風たちぬ」のあらすじはこちら


2015年1月14日水曜日

外でセッションをする醍醐味って?

昨日は、天気がいいからと、外に出て、公園のベンチに座り、クライアントとスカイプでコーチングを実施しました。


とても、心地よい雰囲気のなかで、セッションをスタートできました。



クライアントからセッションの中身について開示してOK!との了解を得られたので、


外でやったことを題材に、コーチングの醍醐味やその可能性をお伝えできればと思っています。



実際にクライアントからは、セッション後にフィードバックをもらい、


  最初はこの知らない世界に入っていくの?

  というなんだか恐ろしい気持ちだったけれど、

  思い切って自分の知らない内面の世界を探求して、

  大事にしたいものを見つけることが出来た。


とのフィードバックを頂きました。


テーマは、
自分の中の見たくない嫌な部分、あるいは、向き合いたくない対象とあえて対峙して、自分の内面を探求していくというもの。


いわゆる、負の自分、ダークサイドの部分を探求するという、ちょっとヘビーなセッションとなりました。

専門的には、
CTIのコアクティブコーチングの文脈でいうところのプロセスコーチングへ舵を切ってのセッションです。


本人は、あるたとえを用いて、こちらに伝えてくれますが、何を対象として、語っているかは本人の中にあるので、それには、あまりこだわりません。


ただただ、そこに好奇心と直感レベルでの傾聴を使って感じたことを問いかけるのです。


クライアントが感じている自分の中の真実と向き合うことに、ただただ寄り添い、そこに居続けて感じることをより刻銘に感じられるよう問いかけていきます。


セッション中は、瞬時に起こっているところから、問いかけているので、あとから振り返ると大枠ではこんなプロセスだったと思いますが・・・


クライアントが負の世界に踏み込んだ時に返ってくる声のトーンや雰囲気を、コーチとして全身で感じたとき、何かライトな感触がありました。


クライアント自身はどうだったかはわからないのですが、伝わってくることは、意外とそこにいる自分を楽しんでいる感じ。


その時、自分はベンチに座っていたのですが、不思議と向きを変えて、陽の当たる側でなく、どちらかというとうす暗い側の林のほうを見ていたのです。


そして、風が林を通して、ザワザワとざわついてきたのです。


私の背中を押すように。


「もっと行けるよね。さらに中に入っていこうか!」


気づくと私は、クライアントにそのように声をかけていました。



クライアントにその負の部分に対して、さらに挑戦することを要望したのです。



そして、クライアントは冒頭の通り、思いもよらない感覚や自分のあり方を、そこに入ることで持ち帰り、日常の生活に活かしてみることになったのです。



たたえるべきは、クライアントのこの場で何かを得たいという本気度です。
それがこのセッションへ大きく貢献したと思います。


そして、コーチも100%以上の自分で関わることの大切さをあらためて実感したセッションでした。




コーチとクライアントが予定調和に陥ることってよくあります。


ここが底じゃないかと・・・


わかった気になってしまうのです。




知覚をフルに敏感にして、よりリソースフルな場にいることで、自分の100%の限界を超えることが出来たのです。




必要な事が、必要な時に起きている。




そんな立場に立って、その場に起きていることを活かしてみる。



この世が波で出来ているならば、あの時の林のざわめきも何か意味があるという立場に立ってそれを利用してみる。



まさにシンクロニシティ、共時性の世界を信じて使ってみる。



そんなダイナミックな世界がコーチングの世界でもあり、知らない自分に気づき、可能性の扉をひらくんです。


あくまで、これは、一つのケースであり、いろんなアプローチがあることもぜひ知っていただきたいと思います。



そして、コーチングはこのあたりまで扱うことができることで、個人が知っている限られた世界から解き放つ可能性を秘めていることにも、関心を持っていただければと思います


ぜひ、一緒に自分の内面の世界をじっくりと探求してみませんか?


コーチングセッションのプランについてはこちらを参考にしてください。

2015年1月11日日曜日

【ウェルネス・キャリア コーチング】お試しクライアント募集中です。(1~3月 限定)

現在、起業準備中につき、お試しキャンペーンを実施しています。



下記につき、1~3月限定ですので、気軽にお声かけ下さい!


1.お試しセッション・・・無料約30分程度(対面、スカイプいずれも可です。)


2.継続セッション契約の場合・・・基本3ヶ月間契約、月40分×3回 1.5万円/月 (通常月3万円)
  (対面の場合は、現地までの交通費も請求させていただきます。往復都内で約1300円)


以上を基本に以下のコースを設定しています。(まで、ご連絡ください。)




個人セッション

 1対1で対面もしくは、スカイプにて実施します。

 <こんな方にオススメ>
・新たなキャリアビジョンを模索したい。
・今のキャリアにおぼろげに不安を感じている。
・描くキャリアを歩む上で、壁にぶつかっている。
・家族や職場の関係が原因でキャリアに行き詰まりを感じる方
・キャリアを歩む上で健康面での不安を克服したい方


夫婦(カップル)セッション

 初めにご依頼主の方とご相談の上、最適なセッションをデザインします。
 お二人同時に基本対面セッションします。

 <こんな方にオススメ>
・一緒にこれからのキャリア、家族のあり方を描きたい。
・最近、パートナーが何を考えているかわからず不安に感じている。
・直接、互いに話すと言い合いになり、話し合いになりにくい。


2015年1月9日金曜日

関係性がキャリアに及ぼす影響の物語

組織であれ、家庭であれ、人と人との関係性がいろんなところに影響を及ぼしている。


ここのところ、その関係性がキャリアにも強く影響していて、個人だけを対象にキャリアデザインをお手伝いするより、影響を与え合っている相手も一緒に考えることも必要だと思っています。




そんなことを強く思わせるエピソードを紹介したいと思います。




父と娘の物語。


父が描いた夢を、娘が実現することで、お互いを苦しめあい、病んでしまうという物語。


その父は・・・

新潟の山奥の農家の長男としてうまれるも、親と折り合わず、百姓が嫌で、雪深い田舎を家出同然に飛び出す。


必ずや故郷に錦を!という志を胸に、台湾、名古屋、福岡と各地を転々としながら様々な職を得るも、手ごたえを得られず。


同郷でやはり田舎が嫌で、父と密かに約束を交わし、家出同然に飛び出して台湾に頼ってきた母との間に、その娘、長女と長男を生むが、その息子が3歳にして、台湾というなれない土地で、高熱に侵され病死するという憂き目にあう。


失意の中、終戦前に日本に帰国し、その後、もう一人次女を得るが、その青雲の志をどうやら出来のよさそうな、長女に託す長期プランを描いたようだ。


そのために娘に高いレベルの教育を施す。


その資金を稼ぐために10年以上にもおよぶ炭鉱掘りの仕事に耐え、母も郵便局の保険営業員として、生計を支える。


そして、同郷で東京で薬業卸をしている人からのアドバイスを得て、娘を薬剤師にして東京で薬局を開こうという事に。


娘も父の期待に応え、見事に薬科大に進む。まさに、一心同体、逆に言えば、似た者同士。


二人とも頑固者で、これと決めたら突き進むタイプなのです。


娘の薬科大卒業と同時に父は炭鉱堀をやめて退職し、東京の片隅に店舗を得て、晴れてその夢を実現する。


開業後、父はその経営が成り立つか心配。しかし、短気なおっさんが店に出ても返って商売にならず。


営業のうまい母と看板娘に任せるしかない。二人に年中無休を課して、本人は結局裏方に回る日々。


後に、その娘は、無休で働いたのは本当につらかったとよく漏らしていたものです。


その甲斐あってか、無休で地域に薬を提供し、時には夜分子供が熱を出したと裏戸をたたく方にパジャマ姿で薬を渡す姿勢が町内で受け入れられたのか、信頼を得てよく繁盛することに。


その父にしてみたら、本来であれば、まさに故郷に錦を飾った日々だったかもしれません。


しかしながら、結局、それは、経営主体をすべて娘が握ることとなり、父自身はなすすべを失うことでもあったのです。


寂しい隠居生活を余儀なくされ、気持ちがすさみ、荒れた晩年をおくり生涯を終える。


当時は、いつも、外でお酒を飲んできては、娘とケンカをして暴れていた。そんな姿ばかりを幼い孫は見ていたのです。



その娘は・・・


大学に行くと、これまで経験したことのない豊かな都市郊外の環境の中で、視野が広がっていきます。


娘が老いて、昔の思い出を聞き出すと、いつも、この大学のキャンパスの話をしていたものです。


実家の実情を知りつつも、親元を離れ、寮で一人暮らしをして、青春を謳歌し、慕い続けた師や友と語り合った日々は、彼女にとって、唯一の豊かな至高体験だったのです。


しかし、いつまでも、幸せな日々は続きません。


これまで、自分にかけてくれた親からの強い期待を裏切ることはできませんでした。


大学卒業後、慕い続けた大学の師と添い遂げたい想いをあきらめ、父に従い薬局を開局するのです。

本人にとっては、父に従うことに当時、相当の葛藤があったといいます。


実際にその大学の先生に相談していた模様・・・


どんな形がよかったのは、今となっては知る由もないですが、大学に助手として残るなりして、その先生と一緒になりたかったんだと思います。


しかし、卒業して、ちょっとは手習いに修業はしたものの、すぐに開局するとは、相当の度胸と言わざるを得ません。


しかし、それがかえって良かったのか、持ち前の行動力と直感で決める経営センスで、お店を切り盛りしていきます。


そして、婿養子を迎え、子供を3人。


結果的には、一般企業など組織での就業経験もなく、嫁として姑との軋轢を経験せず、父母の支えのもと、自分のやりたいようにやれた人生でした。


そのなんでもほぼ思い通り実現してきた、世間知らずの娘。まさに女帝の誕生です。


子育てを終え、両親を見送り、大方、その役割を終えて、ぽっかりと、心に大きな隙間が出来た時、


私がこれから為すべきことは何か?


と考え始めた瞬間に、


かつて、描いた夢、心の奥にしまって、ずっと犠牲にしていた果たされない夢が、


誇大な妄想となって、自らに復讐しはじめ、取りつかれたように動き始めるのです。


気付けば、無縁仏になっていた師の魂を収めようと思い定め、あらゆる画策を始めたのです。


とても、正気とは思えないけれど、自分の城で、ひとたび、思いこんだら、突き進むようにここまで歩んできたことも災いになります。


そして、気付けば、心の病になってしまっていたのです。


当時、本当に何をしでかすか・・・。


大事にならずに、無事にその生涯を終えられてよかったと思っています。





・・・ながながと、書いてしまいましたが、そうです。これは、私の祖父と母の物語です。




こののち、その娘、私の母は、心の病を抱えつつも、私の父を介護し見送り終えて、その介護疲れとその妄想への執着によって、胃がんとなり手術のため病院に行き、その時に心療内科にも見てもらい、精神安定剤をもらうようになるまで、その妄想の囚われの日々が続いたのです。



どうにも逃れられない関係が及ぼしたそれぞれのキャリア、それぞれの晩年の姿。



この二人の姿を思うたびに、


人として、自分らしいキャリアを歩んでほしい。


誰かの犠牲になり続けて何かをあきらめて生きていると、必ず、反動が来ると思う。


自分らしいキャリアから豊かで健康な晩年を迎えてほしいという願いが出てくるのです。




時代は戦前、戦後、戦後復興期から、高度成長期を経て、バブル後にまでおよぶ。


裸一貫で田舎を出て成功するために、お互いの犠牲なくしては、豊かにはなれなかった時代のなせるわざと言えなくもないでしょう。



「逃れられない関係性」がそれぞれのキャリアの達成感を毀損させ、かつ、たがいを傷つけ続けたというエピソード。




あなたも、誰かのキャリアや人生をコントロールしようとしていませんか?


あるいは、


あなた自身が、誰かのために犠牲になりすぎていませんか?




いずれにしろ、かならず、その周縁化した思いは、あなたに逆襲を仕掛けてきますよ。




最後に実家を片づけていたら、
祖母が小箱の奥にひっそりとしまっておいた台湾時代の唯一の家族の写真をつけて彼らの成仏を祈りたいと思います。

2015年1月8日木曜日

この世はすべて不確かな波でしかない?

昨年、システムコーチングを学んでいると、突然のように出てくる言葉、量子力学、波動関数。

なんでここで物理になるの?って感じがしてた。



参考書籍にプロセス指向心理学のグル、アーノルドミンデルの本があって、多少触れているけれたけど、どうにも、わかりにくい。



彼曰く、「その場にゆらいでいるわずかな傾向を捉えろ」とのこと。


そして、その傾向やゆらぎをフラートと呼んでいる。


このような波の集合体を人間は知覚で捉えて、都合よく構築され作られているのが、この世界だというのだ。


そして、このフラートを捉えることが、あらゆる行き詰りのブレークスルーやクリエイティブに繋がっているということのようだ。



その基礎理論が量子力学だというのだ。



実は、学生時代、薬科大学に通ってた関係で、

化学物質を合成していくうえでの理論を学ぶために

どうしても避けて通れない、物理化学をという恐ろしい教科があって、

その科目が2年から3年へ進むための超難関だったために、少しでも理解しようと

この量子力学について、ちょっとかじったことがある。


なので、ミンデル先生の言っていることの背景が、ちょっとだけ、分からないでもない。



自分の理解を言葉にすると、


「この世にある物質をどこまでの小さく割っていって、素粒子というこれ以上割れないくらい小さくすると、

それは、本当に物質なのか、

あるいは、波なのか確定できない。

よって、見方によっては、世界は波の集合体でしかない。」



よって・・・以降は、そういう見方にいったん立ってみようというレベルなんだけど、

そのまえまでの文章については、ハイデルベルグの不確定性の原理という、

れっきとした量子力学の理論を指している。



最近のスピリチュアル系の引き寄せの法則なんかも、この理論から、念ずれば必ず手に入るという解釈を展開しているようです。

結構、人気を呼んでる本ですね。(参考図書:こうして、思考は現実化する



自分としては、

あの難解だった量子力学の理論が実生活に活かせるような方法論に展開されるなんて、当時は想像もつかなかった。


今でも、なんだか感慨深く感じてしまう。


なぜなら、量子力学がどうしてもわからなくて、知りたくて、当時、購入したブルーバックスの入門書で、一番衝撃を受けたのが、この不確定性の原理の話だったから。


そのくだりに行くまでは、どうしても冗長かつ難解だったのだけれど、以下の部分は今でもすごく印象に残っている。



・・・不確定性の原理の説明のために用いた究極の実験として、

仮に微粒子の大きさを測ろうと、箱にその微粒子を一個だけ入れる。

素粒子レベルになると、明るいとあまりに小さいので見えなくて、一つの波としてしか捉えられない。

そのため、真っ暗にして測ろうとする。でも暗いと大きさは測れない。


つまり、二律背反の状況に陥ってしまい、暗いと大きさは測れず、光を当てたとたん、光と同化して波長としてしかとらえられなくなっちゃう。

という事なんです!


そうすると、よく物理の世界でみた、

原子のまわりを電子が一つの軌道を回っているという模型図はありえなくて、

電子は原子の周りを波のように揺らいでいるだけで、その軌道は確率的にそこを描くだろう確率の高さでしかない。

ということなのだ。


そう、この世は、すべて、光の波で出来ている・・・


にわかには、信じられない世界なのですが、

その視点に立って、知覚を全開にすると、固定概念にとらわれずに見えてくるものがあったり、

今までにない気づきが起こせるかもしれないね。


そういえば、古くから、仏教の世界でも色即是空といってた。



実家の本はすべて片づけたので、どんな本だったか、怪しいのですが、参考までに当時、読んだであろう、図書を紹介しますね。

今は、もっとわかりやすく説明した本がたくさんあると思います。参考まで

量子力学の世界


2015年1月7日水曜日

キャリアは一人のものか?

自分らしさを発揮できるキャリアを考えよう!


その自分が自分を活かしている、活かされている感覚をもって仕事をしよう!


それについて、あきらめずに探求を続けよう!


そういう自分に正直であれ!


そうしたら、心も体も健全でいられるにちがいないし、きっと、死ぬときに後悔しない人生が送れる。




・・・これ、私の持論なのです。



そして、最近、関係性のコーチング、システムコーチングを学ぶ中、


さらに、加えて、一人でキャリアを描くだけでなく、さらなる、工夫が求められている気がしてる。



人は、人の間にいてこそ「人間」なんだもんね。



家族、地域、そして、会社や職場という関係性やコミュニティの中に生きている。

互いに影響しあって、世の中、出来上がっている。



とすると、そもそも、一人だけでキャリアデザインを考えることって、どれだけ意味があるのだろうか?



世は、少子高齢化のなか、男女共同参画する社会、ワークライブバランス、持続可能な社会の実現には地域での共生、などなど。


それらがより求められてくる時代だ。





個人で良かれと思って描いたキャリアプランも、家に持ち帰ってパートナーや親に話をしたらいきなり却下されちゃったりして。笑


そして、何よりも、視野が狭くなりがちだ。お互いに・・・


一昨日に、伝統芸能の世襲性の話から、「逃れられない関係性」という言い方をしたけれど、

現代の家族関係から考えるに、よりよりキャリアをお互いに描ける余地は十分にあると思う。



むしろ、身近な共同生活者と一緒にお互いのキャリアを考えたほうが、

よりハッピーなキャリアが描けるのではないだろうか?





そんな、想いに共感していただける方、いらっしゃったら、ぜひ、私までメッセージくださいね。


一緒にパートナーとゆったりとした雰囲気でキャリアを考える場を提供できたらと思います。




もちろん、個人でも、パートナーとでも、無料のお試しコーチングセッション、

その他、起業準備中のため、今だけ、割安な3か月コースもご用意しています!



お気軽にお問い合わせくださいね!



2015年1月6日火曜日

ファントムメナスを感じる

いつものように、朝、緑道を歩いていたら、重く垂れこめたどんよりとした空をぬるい風が吹き抜けてきた。



それに呼応するかのように、道沿いの木々がざわざわとそよぐ。

今にも雨が降るよと予告するかのように。



こんな、空間を歩いていると、得も言われぬ不安感がよぎったりする。



それは、スターウォーズエピソード1の「ファントム・メナス」の意味するところの「みえざる脅威」にも似ている。

ジワリジワリとフォースのダークサイドに覆われていくように、人の心に忍び込んでくる。




きっと、こんな風の音や空気感といったかすかな傾向が、人に不安や恐れを誘い込むんだ。


そんな、不安感や恐れに全身が覆いつくされたとしたら、体のどこになにを感じるのだろうか?


それが、顔の表情やふるまい、声のトーンに無意識に表現されていたとしたら、どんな風に見えるだろうか?


そして、それが無意識・無自覚に発揮されたとしたら、周りにどんな影響を及ぼすだろうか?




こんな、具体的な行動として伝えにくい、スキルに落とし込めない振る舞いや態度、

つまり、その人から表出される心的態度のことを「メタスキル」っていうらしい。




今日の天候からの揺らぎ、伝わってきたこと感じとって、

それを意識的、意図的に使うか使わないかを選択できたらいいな~



ときには、こんな、どんよりした雰囲気がいい意味、チームの前進につながるかもしれないしね。

2015年1月5日月曜日

関係性がキャリアを拓く?

あけましておめでとうございます!

本年も、ぼちぼちつづっていきますので、引き続きごひいきいただきたくお願い申し上げます。



今日は、キャリア発達に関する第三の理論だと、言わんばかりにあえて展開してみます。笑



自分のキャリアを拓くためのアプローチ、

1.やりたいこと,出来ること,求められることを押さえ、キャリアプランを立て、ステップを踏んで進む。

2.計画は立てず、偶発的におきる機会を捉えて、キャリアを積む。


どちらが正しいというのではなく、

実際は、1をしつつも、実際に動くとそんなに計画的に行かず、2の視点も大切にして、探求していく。

そんなところではないだろうか?


大学受験でもそうだし、就活もそうだ。

本当に思い描いたとおりに大学に入れたり、企業に入社できることは、ごく少数で、

結局、ご縁があったところで、前向きにとらえ、自分なりにそれに意味を見出していく。


めでたし、めでたし。



・・・・・となれば、いいのですが、


必ずしも、行った先で思い描くような仕事につけず、見込み違いと悩むことってある。

期待とはミスマッチな役割を上司から任されたり、職場の雰囲気が悪かったりして、苦しい思いになったりね。



・・・昨日の大河ドラマ「花燃ゆ」をみていて、ふと、思ったのだけれど、

どうにも「逃れようのない関係性」の中から切り拓くキャリアというのもあるのではないか?

と思ったりする。


後の吉田松陰こと、寅次郎は、

長州藩の山鹿流兵法指南役の家督を継がなければならない、

という逃れようのないキャリアパスの中にあって、

世の中の変化の中、どう生きるべきか悩んでいた。


まあ、次週のドラマ予告のように、脱藩ということで、自らの道を開くのだが、

伝統芸能の世界では、世襲と決められていて、逃れられない関係性の中で、

自らのキャリアを切り拓く人も多くいる。


むしろ、その道の一流の人は、その道を乗り越えたからこそ、

一流とみられ世間もそこに美学を感じたりする。


世にいう、守・破・離の世界だ。


もう少し、この親と子、師匠と弟子、あるいは、短期的であっても成立する上司と部下という、

逃れられない関係性の中で、どんな、願いや夢が紐解かれることが、守破離につながるのか?


その中に、これまでにない、創造性が備わったらいかに素晴らしいものになるのだろうか?

はたして、今の時代のスピード感では、ありえないのだろうか?



日本発ならではの、組織の中でのキャリア発達理論があってもいいんじゃない?



なんて、新春からドリーミングしてます。笑