昨日は、天気がいいからと、外に出て、公園のベンチに座り、クライアントとスカイプでコーチングを実施しました。
とても、心地よい雰囲気のなかで、セッションをスタートできました。
クライアントからセッションの中身について開示してOK!との了解を得られたので、
外でやったことを題材に、コーチングの醍醐味やその可能性をお伝えできればと思っています。
実際にクライアントからは、セッション後にフィードバックをもらい、
最初はこの知らない世界に入っていくの?
というなんだか恐ろしい気持ちだったけれど、
思い切って自分の知らない内面の世界を探求して、
大事にしたいものを見つけることが出来た。
とのフィードバックを頂きました。
テーマは、
自分の中の見たくない嫌な部分、あるいは、向き合いたくない対象とあえて対峙して、自分の内面を探求していくというもの。
いわゆる、負の自分、ダークサイドの部分を探求するという、ちょっとヘビーなセッションとなりました。
専門的には、
CTIのコアクティブコーチングの文脈でいうところのプロセスコーチングへ舵を切ってのセッションです。
本人は、あるたとえを用いて、こちらに伝えてくれますが、何を対象として、語っているかは本人の中にあるので、それには、あまりこだわりません。
ただただ、そこに好奇心と直感レベルでの傾聴を使って感じたことを問いかけるのです。
クライアントが感じている自分の中の真実と向き合うことに、ただただ寄り添い、そこに居続けて感じることをより刻銘に感じられるよう問いかけていきます。
セッション中は、瞬時に起こっているところから、問いかけているので、あとから振り返ると大枠ではこんなプロセスだったと思いますが・・・
クライアントが負の世界に踏み込んだ時に返ってくる声のトーンや雰囲気を、コーチとして全身で感じたとき、何かライトな感触がありました。
クライアント自身はどうだったかはわからないのですが、伝わってくることは、意外とそこにいる自分を楽しんでいる感じ。
その時、自分はベンチに座っていたのですが、不思議と向きを変えて、陽の当たる側でなく、どちらかというとうす暗い側の林のほうを見ていたのです。
そして、風が林を通して、ザワザワとざわついてきたのです。
私の背中を押すように。
「もっと行けるよね。さらに中に入っていこうか!」
気づくと私は、クライアントにそのように声をかけていました。
クライアントにその負の部分に対して、さらに挑戦することを要望したのです。
そして、クライアントは冒頭の通り、思いもよらない感覚や自分のあり方を、そこに入ることで持ち帰り、日常の生活に活かしてみることになったのです。
たたえるべきは、クライアントのこの場で何かを得たいという本気度です。
それがこのセッションへ大きく貢献したと思います。
そして、コーチも100%以上の自分で関わることの大切さをあらためて実感したセッションでした。
コーチとクライアントが予定調和に陥ることってよくあります。
ここが底じゃないかと・・・
わかった気になってしまうのです。
知覚をフルに敏感にして、よりリソースフルな場にいることで、自分の100%の限界を超えることが出来たのです。
必要な事が、必要な時に起きている。
そんな立場に立って、その場に起きていることを活かしてみる。
この世が波で出来ているならば、あの時の林のざわめきも何か意味があるという立場に立ってそれを利用してみる。
まさにシンクロニシティ、共時性の世界を信じて使ってみる。
そんなダイナミックな世界がコーチングの世界でもあり、知らない自分に気づき、可能性の扉をひらくんです。
あくまで、これは、一つのケースであり、いろんなアプローチがあることもぜひ知っていただきたいと思います。
そして、コーチングはこのあたりまで扱うことができることで、個人が知っている限られた世界から解き放つ可能性を秘めていることにも、関心を持っていただければと思います
ぜひ、一緒に自分の内面の世界をじっくりと探求してみませんか?
コーチングセッションのプランについてはこちらを参考にしてください。
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