2014年12月7日日曜日

学生とOBとの懇談会のファシリテーション

今日の母校での就活支援ワークショップ、ダブルヘッダー二本目での出来事。


つくづく、

ファシリテーターのあり方として、操作的になってはならない

ことに気づくことになりました。


就活を控える学生とOBとの懇談会。


ねらいは、自分のことを社会人たるOBに語って、社会人との会話に少しでも慣れるようにとの機会作り。


ワールドカフェ的な自由な対話の雰囲気と、ハタモク的な働く意義問う考える場をどう作るか。正直、悩ましく思っていました。


それも、OBと現役との上下関係が前提の中で、どうファシリテーションするか、学生が、気安く先輩に迎合しやすい関係性での場。


セッション①

学生時代の体験の共有

セッション②

仕事経験、将来やりたい仕事の話

・・・までは、想定内。


で、セッション③をどうするか…

思い切って丸投げ的に、


「日本の将来について、フリート〜〜〜ク!特に学生から積極的にぃ〜!」


と、

お題を出して、学生、OBにフリーに語ってもらった。


するってーと、思いのほか、深いい気づきの場が生成されたのです!


学生からは、最後の全体での振り返りの場で、


「これまで自分が何がしたいかばかりに視点が行っていたけど、この話し合いの中から、自分が社会にどんな貢献をして行くか、自分の働くことの意味も考えることの大切さに気づいた。」


と、語るでは、あ〜りませんか!


とかく、就活支援となると、目先のテクニックに走りがち。


でも、本当に伝えたいことは、これからの世の中が迎える課題は何で、それに自分達がどう向き合って行くかということ。


あらためて、そういう話が語られる場が、彼らの目線を高めて、彼らの生きる礎になるんだということを確信した瞬間でもありました。


対話の場をデザインする中で、ついつい、思考を誘導するような問いを立てがちですが、(自戒を込めて!)


そんな、企画側の下心を振り捨てて、ステップワイズにオープン、かつ、マジメな話を重ねることが、思わぬ収穫をもたらすんだ!


との思いを深めた午後のひと時でした。




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