昨日、アーノルドミンデルの自分探しの瞑想という本をシステムコーチングを深めるために読んでいて、ふっと気がついた。
この本、というか、ミンデルはよく夢から得られるメッセージをどう日常生活に活かすかという視点でさまざまな事例を提供してくれている。
そういえばと、
10年以上まえにコーチングのワークショップでやった未来の自分を見に行く、ビジュアライゼーションのワークを思い出した。
・・・、
体をリラックスさせ、夢見心地の心地よさの中、自分があたかも宇宙まで飛び上がり、そこから、再び、地球に降り立ち、そこで未来の自分と出会い、その人と話をするというワーク。
それを味わったうえで、それをお互いに語り合い、シェアすることで、イメージを明確にしつつ名前を付けたり、感覚を体に落とし込むことで、その後、コーチングしていく上での未来に向けてのリソースにするというもの。
その時、出てきた映像は、高原の中の草原に一軒の山小屋がぽつんと立っていて、その横に降り立った私は、その中に入ろうと、ノックをして、あらわれた未来の自分が、あろうことか、当時の会社の社長だったのだ。
心地よいガイドにそって、その未来の自分に誘われるままに家に入り、ゲストルームにあるソファに座ると前には暖炉があり、薪が焚かれ、部屋は暖められていた。
そして、ゆっくりと彼は座り、ゴルフクラブを磨きながら、未来の自分は、これまでの自分の足跡を語り、そこに訪れた僕にアドバイスをくれたのだ。
「まあ、大変だったけど、何とかここまで来れたよ。」
「そんなに、心配しなくていい。しっかりと進めばいいんだ!」
的なことを穏やかな表情で語るではないか。
でも、当時、私はなんであの社長が出てきたのか、さっぱりわからなくて、
何か自分は相当の野心家で、そんなに出世がしたいのかな?
そんなことなら、何もコーチングに来ることはないのに...、
と、相当困惑して、その後のペアワークでも、そんな人が出てきたなどと、話すことが自分は出来ず、あやふやにシェアをしたことを鮮明に覚えている。
すごいエッジが立っていた。
ミンデルの本を読んで、その夢からのメッセージをどうとらえるか、
今、改めて考えてみると、、、
確かにその会社かどうかは別として、独立を志向した結果、社長になっているということであれば、全然、そのビジョンって、結果的に、そんなにブレずに、その通りに進んでいるじゃないか!
ってことに、今更ながら気づいてしまったのだ。
そして、高原の山小屋に住むというのも、まさに、これから実現しようと模索を現にしているのも驚かされたことだ。
あの時、もっと、このメッセージを素直に受け取っておけば、もっと、この10年の過ごし方も違っていたかもしれない。
たらればで、語ってもしようもないが、何とも考えさせられる。
・・・くしくも9月末。
会社を辞める直前に、全く思いもしないことに、その夢に出てきた当時の社長から、別件で電話がかかってきた。
「君とは、初めて話すよね。今回は引退したこの立場なのに手間をおかけして悪いね。」
だって。
(・・・いえいえ、あの時、あの山小屋で、お話ししましたよ!○○○社長。)
なんて、言ってみたかったな。
あの時の夢が現実世界に、まさに今この(独立へ一歩踏み出す)タイミングで呼び込んだのか?
・・・知る由もない。
夢・ビジョンは現実化する。でも、意味合いをよく吟味することはとても大切なのだ。
困惑しても素直にコーチやカウンセラーに話してみることは大切なことかもしれないね。
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