2014年12月23日火曜日

ウェルネス・キャリア実現への想い④

コーチングとの出会いとそこからの気づきについて、お話をしていますが、


このまま、次の部署での自分の気づきや歩みを直線的に進めたいという気持ちと、

コーチングによるクライアント的な気づきとは別のコーチングを実施する側としての効用について、

話しておきたいという気持ちがあります。



コーチングの効用について、

想い出深いのは営業現場での二つの象徴的な体験と、家族、特に今は亡き、母親との対話についてのお話があります。前者は比較的整理できてるけど、後者はいろいろと想いが出てきそうでまとめられるか、ちょっと不安だあ。



やはり、営業現場での効果について、触れておきたいな~!ちょっと、脱線しますが、お付き合いください!



自分自身の経験上、結論としては、

コーチングはチームの活性化、部下のモチベーション向上に対して効果があると断言できます。

ただし、コーチ側のあり方を間違えなければ!


単にマネジャーのスキルとして、テクニカルに使われた日には、きょうびのビジネスマンはすぐにまた、コーチングスキルか~、と操作感を持たれ引かれてしまうでしょう。


そのあり方のエッセンスとしては、
 本気で部下の成長のためにやること、
  ・それを定期的に、
  ・かつ、時にガチンコで関わる。


この二点をそれぞれ事例として、私のエピソードを紹介しますね。


背景:
当時、私は4人のチーム員を持っており、あるエリアのチームリーダー兼プレーヤーとして、責任を負う立場にありました。ただし、メンバーの評価には直接かかわらないという立場でした。


ある程度、自由度の高いチーム運営を任されるものの、営業数字へのプレッシャーは常にあり、毎月、同じ支店内のチーム間での競争の中で成果を上げることに苦慮する状況でした。


メンバーは中堅の男性MR2人(一人は中途入社)と新人男女2名の計4名、それぞれ、個性的なメンバーでしたが、その強みを発揮して、最終的にはいい評価も得ることが出来ました。


しかし、チームリーダーになった当初は、それぞれの個性がそれぞれに動いただけで、個人の結果にはこだわりを見せても、チームとして結果を出すことには、まったく、関心がなく、かみ合わない状況でした。


エピソードその1

そこで、さっそく、学んできたばかりのコーチングを導入しようと、当初は、小手先で動機づけしようとそれっぽい問いを投げるも、忙しい現場でオープンクエスチョンしても、あまり、効果がありませんでした。


それで、一念発起して、毎月全員に対してそれぞれ30分間のコーチング面談を実施したのです。異動するまで1年以上続けたと思います。


何か現場の問題を解決するためというよりは、ひたすら、彼らの仕事に対する、思いや営業スタイルや価値観、よかった体験、悩んでいることなどなどをゆったりと聴く時間としてです。


そんなことをひたすら聞いてあげる「彼らのため」の時間を取ったのです。


それゆえ、それぞれに内容は異なりましたが、個々の良さや魅力を堪能できたのです。


扱いにくいと思っていた中堅のメンバーに対しても、よくその気持ちを聞くと、自分には無い良さを感じることができ、それまでには無かった、尊重の気持ちが生れてきたのです。


そうこうしているうちに、チーム間のコミュニケーションが良くなり、普段でも、現場でこんな声が出ていますとか、こうした方がいいんじゃないですかといった意見が出やすい環境になってきたのです。


そんな月末のある日、
その月のキャンペーン品目でチーム間のコンテストがあり、あと、ちょっとでトップを取れそうな状況に。最終的に見込めそうな数字を乗せこみ、他チームの状況を鑑み、電卓をはじいて、


「あと、○○万円売上あげればいけるかな~」


と、チームメンバーの前で一言、つぶやいたのです。


でも、もうすでに、精一杯やれるとこまで実施した状況なので、私はあえてチームメンバーにその数字を割り振ったり、命令することはしなかったのです。


100%彼らを信じて、尊重している立場で無理強いできるわけがない。。。
そんな甘ちゃんなリーダーでもあったのです。(笑)


翌々日でしょうか、さて、結局、あのキャンペーンどうなったかな~?と実績を見てみたら、何と予測以上に売りが上がって、


見事トップの成績に!


一体何が起きたのか?


あわてて、その先の担当者に電話して聞いてみると、
その2年目になった新人の彼と私がちょっと苦手と思っていた中堅社員が一緒になって、その得意先に赴き、


「これだけあと買ってください!」


と頭を下げてお願いしたというのです!



そういえば、私があの日、「あと、なんぼ!」とつぶやいた後に、その二人が目を合わせて、すっと消えていったことを思い出しました。


あれから、二人でお願いに行ってくれていたのです。


彼ら二人が帰ってからですが、お礼を言ったときだと思いますが、その中堅社員から


「いつも話を聞いてくれるリーダーに言われたら、応えないと・・・」


なんていう、うれしい言葉を返してくるではありませんか!


さっそく、チームで祝勝会も行い、互いの努力をたたえあいましたが、そのあと、部署を離れてからも、当時のメンバーとはよく飲みに行く想い出深いメンバーです。


ここでの学びは、普段からのコミュニケーション、特に面談という場で、しっかりと彼らと向き合うことの大切さを学びました。


そして、その場では評価目線でなく、100%彼らの話を尊重して聞いてあげること。
その関係性があれば、急場のチャンスも乗り越えられる力が引き出せるのだと。


この経験は、チームリーダーとしての自分なりのスタイルを固め、大いに自信を深めた経験でもありました。




しかし、ここに至る前に、もう一つのエピソードがありました。


それは、もう一人の中途で入ってきた中堅社員との体験。


彼とは、そんな生半可なことではいかなかったのです。


彼とはガチンコで向き合うことに。。。




そういえば、しばらく会ってない。元気かなあ~



エピソードその2続く・・・



書いてみておもったけど、
今、学んでいるシステムコーチングを知っていたら、もっと苦労なくこのチームを作れていたかもと思う。


チームビルディングに悩んでいる方、無料相談に乗りますよ~!

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