プチキャリの案内と坂佐井さんのプロフィール紹介は、別途紹介するとして・・・、
今回、伺った中で、特に最近の自治体の地域課題への関わり方が変容してきているなあ~という実感があって、それを伝えられればと思います。
特に横浜に限ったことではないと思うのですが、各自治体が地域に発生している課題、
例えば、空き家、若者の就業、高齢者の独居などの地域課題について、
直接、問題解決を自治体が行うというよりも、地域住民を巻き込んで、取り組もうという動きがあちこちで起きている。
そういう動きについて、これまでは、どちらかというと、
横浜の中心エリア、ベイサイドでの動きが主だった印象があったのだが、
ここにきて、いわゆる横浜都民の住む、ヒルサイド、北部エリアでもついに立ち上がってきたんだ~という印象を受けました。
この東急が仕掛けたニュータウン、たまプラーザも「金妻」で一世を風靡した、昭和の末期からすでに30年近くたち、街が成熟してきているということもあり、今度、いろいろと課題が生まれ始めてきたのでしょう。
もっと、もっと、この地域ならではの地元らしさがあっていい気がするし、
ここから巣立つ若者が故郷と思える象徴、おみやげやイベントなんかあってもいいと思います。
今後のこのOICHIの活動がとても楽しみでもあり、何か一緒にコラボ出来ないかと思いをはせるところです。
そして、もう一つ、感じたことは、
その地域課題について、市民や企業を巻き込む方法が、より具体的になってきている気がします。
これは、以前、2009年の横浜開港150周年の時に行った「イマジンヨコハマ」という市民参加型横浜都市ブランド共創プロジェクトとの比較でのイメージではあるのですが、
当時は、横浜への愛着や思いをワールドカフェという方法で語り合い、
その中から都市ブランドを作り上げ、
さらに、そういった対話の中から少しでも横浜という地域にかかわりたいという意欲ある市民を増やそう!ともに未来のヨコハマを創ろう!
という取り組みだった気がします。
その後、イマジンヨコハマの想いを継承する形で「team Open Yokohama」(tOY)という任意団体が出来たのですが、
後述のメッセージのように、やはり、市民一人ひとりの想いから動こう!というスタンスだったのです。
最近の動きは、実際に今ある課題について、何とかしなくては!
そこに様々な人が参加してほしい。
そのために、今の課題をオープンデータという手法でどんどん情報を市民にも開示して共有し
、
市からの助成だけでなく、企業からもCSRの観点で支援を得て、
住民からもクラウドファンディングの手法で資金を集め、
地域の大学の専門的なノウハウやゼミ学生の参画も得て、
課題の解決に向けて産官学民が協力しよう!
という流れになってきています。
それが、「Local good Yokohama」という枠組みで結晶化されたようです。
http://yokohama.localgood.jp/about/
勝手に比較してしまい、心のどこかにこの変化を知って、すっきりしない気持ちもありますが、
必要なことが立ち上がってきたということなのでしょう。
そして、どんなふうにこの流れに乗るのか、あるいは、独自に進むのか、
これも必要な時に自然となるべくしてなるような気がします。
自分としては、未来を志向しながら、様々な課題に対して、どのようにお役に立てるのか?
準備を怠らずにしていたいですね。
参考:<team Open YokohamaのHPのメッセージ>
ヨコハマを愛する人同士の対話から生まれてくる、個々人のあふれるような想い。
それを実現していくことで、ヨコハマの未来を自分たちの手で作っていく。
ワールドカフェなどの対話の手法を用いて、一人一人の想いが語られ、育まれ、自然と共感する仲間が繋がっていくことができる、対話の場を創造していきたい。
新しい生き方を、新しい社会を、ヨコハマから
tOYのビジョンはこちら
http://www.teamopenyokohama.org/toy
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